鯉のぼりについて調べてみました。
やねよーりたーかーい、こいのーぼーおーり~
もうすぐ4月になりますね。もう早い方は鯉のぼりの準備をされているのではないでしょうか。
今回は鯉のぼりの由来と時期と歌を調べてみました。
鯉のぼりの由来
鯉のぼりの由来の前に、5月5日のこどもの日は端午の節句もしくは菖蒲の節句といいますね。
端午の節句自体は紀元前の中国が発祥らしいです。鎌倉時代ごろから「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであること、また菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされ、男の子の成長を祝い健康を祈るようになったそうです。
旧暦で牛の月は今の5月にあたり、この牛の月の最初の牛の日を端午の節句というようになったそうです。(端午の端は「はじめ」という意味です)
ちなみに「節句」とは伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日のことです。
1月7日:七草の節句
3月3日:桃の節句
5月5日:菖蒲の節句
7月7日:七夕
9月9日:菊の節句
鯉のぼりの由来ですが、中国の二十四史のひとつである後漢書の故事で黄河の龍門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうとしたが登りきり竜になれたのが鯉だけだったということで、鯉の滝登りが立身出世の象徴となり、それが鯉のぼりとして表されています。
今ではカラフルな鯉が何匹も空を泳いでいますが、元々は真鯉(黒い鯉)だけだったのですが、明治時代から真鯉と緋鯉を対で揚げるようになり、昭和に入ると家族を表し子鯉を付け加えたものが主流となったそうです。
今では家の事情から広い庭があるところは、ポールをたてて大きな鯉のぼりを泳がしていたり、毎日の片付けが面倒な人や、庭が狭い・ない方用のベランダ用とか室内用とかもありますね。うちは庭がないアパート住まいなのでベランダ用のものを使っています。
ベランダ用
室内用
鯉のぼりの時期
鯉のぼりを揚げる時期には特段決まりなどはありません。一般的には4月中旬から5月の連休明けくらいみたいです。
なんとなく4月に入ると鯉が空を泳ぎだしている気がしますね。
片付けるときは汚れをとってやっぱり天気のいい日がいいですね。
鯉のぼりの歌詞
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとおさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
作詞:近藤宮子/作曲:不明
鯉のぼりの歌というとこちらが思い浮かぶんですけど、もう一曲あるんですね。
甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり
開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり
百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち竜に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に躍るや 鯉のぼり
作詞:不詳/作曲:弘田龍太郎
まとめ
知っているようで知らないことって多いですよね。鯉のぼりの歌って言ったら「やねよーりたーかーい」しか思い浮かばなかったです。
桃の節句も端午の節句も子供の成長を祝う親や家族の行事ですね。我が子も無事大きくなることを願って今年もベランダに鯉のぼりを出したいと思います。