子ども版NISAを政府が検討中
政府がこども版NISAを検討しているそうだ。そこでこども版NISAのメリットなどをまとめていこうと思う
NISAって何
こども版NISAの前にNISA自体について説明していこう。
NISAは少額投資非課税制度といい、2014年1月からスタートした制度で、年間の元本が100万円以下ならば、株式の配当や売却益が非課税になる制度だ。
2014年1月から制度がスタートし2023年までの10年間、毎年100万円の非課税枠が追加されていきます。ただ非課税の期間は最大5年間となっており、途中で株などを売却した時には非課税枠を使ったとみなされるため再利用することはできません。また非課税枠の最大投資総額は500万円までとされており、それ以上の額は非課税の対象となりません。
ちなみに2014年現在税金は20.315%かかることになっており、これが非課税になるのは非常に大きいです。
注意としてはNISAの口座は一人につき一つしか持てません。またNISAは長期投資目的での利用でないと効果が薄いです。
こども版NISAについて
こども版NISAは大人が自分の子どもや孫の名義で投資でき子供のための資産を作ることができる制度になるようです。
その制度案について、7月13日の日本経済新聞が報じているところによると、子ども版の投資限度額は現行の大人版と同じ100万円で、利用対象年齢 は0~18歳未満とする案が有力のようだ。これに合わせて、大人版の利用対象年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる。さらに18歳になるま では原則として、非課税では引き出せないように調整しているという。
こども版NISAで贈与
贈与の現在の制度では年間110万円までは非課税とされます。子ども版NISAを使って年100万円を積み立て投資していけば、子や孫に渡す際は運用次第でさらに資産を増やせる可能性も出てくる訳です。
子供や孫に資産を残すには「現金」「不動産」「教育資金贈与信託」が有りましたが、これらに付け加え「こども版NISA]が選択肢として増えそうですね。
※教育資金贈与信託とは孫の教育資金を1500万円まで非課税で贈与できる制度です。